【2025年最新版:失業手当まとめ】次の職場が決まっていない看護師が知るべき手続きと注意点

働き方log

夫の転勤について行って、そこで就活する予定です。 それまでどうすればいいんだろう?
次の就職先は見つかっていないけれど、一旦仕事を辞めて臨床から離れるという決断。 実際、「辞めて1年は自分のやりたかったことをしたい」と、次の職を見つけずに辞めた友人もいます。 今回は、そういったケースで「どう動けばいいか」を分かりやすくまとめます🗒️

看護師「次が決まってない」まま辞めていい?

「次が決まってないのに辞めて大丈夫かな…」 職場の人間関係や夜勤の負担、家庭との両立など理由はさまざま。 でも「もう限界」と感じているなら、無理をして働き続けるよりも、 一度立ち止まる選択も“あり”なんです。 ここでは、次が決まっていなくても辞めてOKなケースや、 後悔しないための考え方を紹介します。

無職期間を作ってもOKなケース

看護師は他職種に比べて求人数が多く、資格があればいつでも復職できるという強みがあります。 そのため、「無職期間=キャリアが終わる」ではありません。以下のようなケースでは、一度休む決断をしても問題ありません。

・心身の不調で今の職場を続けるのが難しい ・家庭や育児との両立ができずリセットしたい ・自分のペースで次の職場をじっくり探したい

👉 看護師のキャリアは“続けること”よりも“立て直すこと”が大切。体や心を壊してしまっては本末転倒です。

辞めても後悔しないための考え方

実際のところ、後悔するのは“辞めたこと”より“準備不足”によることが多いです。

・離職票や保険証の返却など、手続きを知らずに損した ・無職期間に焦って合わない職場に再就職してしまった ・貯金や支出の見通しを立てていなかった

辞める前に以下を整理しておくだけでも、心の余裕が変わります。

📌「手続き」 📌「生活費の計算」 📌「次にやりたい働き方」

まずは“心と体のリセット期間”を大切に

退職直後は想像以上に疲れが溜まっています。夜勤明けのような疲労が、数週間続くことも。 そんなときは、無理に「すぐ次を探さなきゃ」と焦らず、“心と体をリセットする期間”として休むことを意識してみましょう。

・少し旅行に行く ・睡眠リズムを整える ・健康診断や美容院など、自分を整える

仕事を辞める=終わりではなく、「これからを整えるための準備期間」です。

失業手当(雇用保険)をもらえる条件とは?

退職して手続きしたらすぐもらえるの? パートだけどいいの?
失業手当(=雇用保険の基本手当)は、“働く意思がある人”に支給されるサポート制度です。

支給対象になる人・ならない人の違い

支給対象になる人の条件 ・雇用保険に12か月以上加入していた(過去2年間で) ・自己都合・会社都合どちらでも「失業状態」にある ・就職する意思と能力がある(=すぐ働ける状態)
支給されないケース ・家事・育児・療養などで「すぐ働けない」と判断される ・雇用保険に未加入(週20時間未満勤務など) ・自営業・パートなどで再就職済み

もし今すぐ働けない事情があるなら、 「受給期間延長の申請」(病気・出産・育児・介護などの理由)を出し、 状況が落ち着いたら改めてハローワークに行って受給再開しましょう。 延長すれば、最長で4年後に再開できます。

自己都合退職と会社都合退職の違い

区分 待機期間 給付日数 特徴
自己都合 待期7日+1か月給付制限(2025年4月以降) 90〜150日程度 人間関係・疲労など自分都合の退職
会社都合 すぐに支給開始 90〜330日程度 契約終了・病院側都合など

「自己都合だと損…?」と思うかもしれませんが、 看護師の場合、職場環境の悪化やハラスメントなど“やむを得ない理由”があれば、 “特定理由離職者”として優遇されるケースもあります。

看護師によくある特例ケース

・契約更新を希望したのに更新されなかった ・育休・産休明けに復職を断られた ・夜勤やシフトが大幅変更され勤務継続が困難 ・体調不良やメンタル不調でやむを得ず退職

このような場合は、ハローワークで相談すれば「特定理由離職者」扱いになることがあります。

失業手当の手続きと受け取り方

退職後にやることリスト

・離職票(会社から届く/退職後10日~2週間ほど) ・雇用保険被保険者証 ・身分証明書(運転免許証・マイナンバーカードなど) ・写真(縦3×横2.5cm)2枚 ・印鑑、通帳

ハローワークでの流れ

①求職申込み(窓口または端末で) ②離職票など必要書類の提出 ③雇用保険受給説明会への参加(約1~2時間) ④失業認定日(4週間ごと)に出席し求職活動実績を報告 ⑤「受給資格者証」が発行されて初めて正式に対象

失業手当は4週間ごとに認定され、実績を報告すると支給されます。 応募・セミナー・面談などの活動内容をメモしておくと安心です。

初回認定日・待機期間・給付開始までの目安

自己都合退職の場合、7日間の待機期間+1か月の給付制限期間があります(2025年4月以降の離職)。 つまり、退職後すぐに手続きしても、実際に振り込まれるのは約1か月半〜2か月後です。 教育訓練を受ける場合は、給付制限期間中でも支給対象になる制度(公共職業訓練・教育訓練支援給付金など)があります。 会社都合・契約満了・育児や介護などやむを得ない退職の場合は、制限なしで早期支給されます。

どのくらいもらえる?支給額と期間の目安

失業手当は、退職前6か月の平均賃金の45〜80%が支給されます。

例:月25万円で6か月働いた場合 平均賃金=約8,300円/日 基本手当日額(約60%)=約5,000円/日 90日分なら約45万円ほどが目安

支給期間は年齢・被保険者期間によって異なります。一般的には90〜150日(会社都合は最大330日)。 看護師の平均支給額は月20〜25万円前後。 扶養や国保・年金の切替で手取りも変わるので早めに確認を。

まとめ:焦らず、次に進む準備をしよう

無職期間は「充電期間」として活用できる

心や体を整えながら、今後の働き方を考えるチャンス。 少し立ち止まることで「自分に合った職場」が見つかりやすくなります。

早めの手続きで損しないように

退職後はできるだけ早くハローワークへ行き、書類を揃えて申請を。 遅れるとその分、受給期間が短くなるので注意しましょう。

関連記事

※制度内容は執筆時点の情報をもとに作成しています。最新情報は必ずハローワーク・厚労省公式サイトをご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました