私は24歳の秋、
次の転職先が決まり
「いざ退職!」となったときに、
看護部長から
退職願を「受理できません」
と突き返されるという体験をしました。
当時は、
- 「え…辞められないの?」
- 「次の職場に迷惑かかるかも…」
と、不安と焦りでいっぱいでした。
でも結果的に、
退職届を受け取ってもらえなくても辞められる
ことが分かりました。
この記事では、私の経験を元に、
をまとめています。
「受理されなくても辞められるんだ」
と安心してもらえたら嬉しいです。
「退職届を受け取ってもらえない」
=「辞められない」ではない
「ダメ」と言われたら、
辞められないのかな…?
まず知っておいてほしいのは、
受理されなくても退職はできるということです。
病院側が受け取りを拒否しても、
「退職したい」という意思を示す権利までは奪えません。
この考え方の根拠は、民法にあります。
民法627条|
退職は「意思表示から2週間」で成立する
退職の意思表示から2週間で退職できる
つまり、退職届を受理されなくても、
意思表示から2週間経てば退職は成立します。
ただし、
有期契約や就業規則の
特別ルールがある場合は例外もあるため、
まずは必ず就業規則を確認しましょう。
【体験談】看護部長から
「受理できません」と言われた日のこと
当時の私は手書きで退職願を作成し、
看護部長に提出しました。
すると、返ってきた言葉は一言。
「これは受理できません」
その場で突き返され、頭の中は真っ白に…。
副部長も一緒にいて、
“説教”のようなものを受けたのを覚えています。
その後私は、
- 就業規則を読む
- 雇用形態を確認
- 法テラスへ相談
- 内容証明郵便で退職届を送付
という流れで、退職まで進めました。
退職届を受理されなかったときの行動ステップ

STEP1|就業規則を確認する
まず確認するのはここ。
- 退職申し出の期限(1か月前?3か月前?)
- 退職届の形式(書面必須?指定様式?)
- 有給休暇の扱い
自分の退職願が規則とズレていないかを確認します。
STEP2|退職の意思は「必ず書面で」残す
口頭だけだと
「言った/言わない」のトラブルに発展します。
退職願のコピーを手元に残すことが重要です。
STEP3|受理されない場合は「内容証明郵便」
- 誰に・いつ・どんな内容で出したかを証明できる
- 退職の意思表示の事実が公的に残る
私は最終的に法人宛に内容証明郵便で送り
、そこから退職日が正式に決まりました。
STEP4|退職日までは無断欠勤をしない
感情的に飛び出してしまうと、
こちらが不利になることもあります。
- シフトは責任を持って出勤
- 有給は早めに相談
退職届の
書き方・便箋・封筒は別記事でまとめます
この記事では
「受理されなくても辞められる安心」
をメインに書きました。
便箋・封筒・文例などは
→(内部リンク用)退職届の書き方ガイド
として別でまとめます。
まとめ|
退職を拒否されても「辞められない」は誤解
- 受理されなくても退職は可能
- 無期雇用なら「意思表示 → 2週間」で退職成立
- 書面で残すのがトラブル防止の鍵
- 拒否が続くなら内容証明郵便
- 法テラスなど公的機関も活用できる
辞めたいのに辞められない…
そんな状況は本当に苦しいですよね。
でも、退職はあなたの権利です。
無理して心をすり減らす前に、
環境を変える選択をしても大丈夫。
次の一歩を考える看護師さんへ|
転職サイトも上手に使おう
「辞められる」と分かったら、
次はどんな働き方がしたいか?
を考えるのがおすすめです。
看護師向け転職サイトは、
非公開求人や面接対策など、
ひとりで転職を進めるより
圧倒的にスムーズになります。
職場の価値観と家庭の価値観は違います。
あなたの人生の主役はあなた自身。
「自分らしく働ける環境」を一緒に探しましょう。


コメント