私はこれまでに保険適用前・後の不妊治療をどちらも経験してきました。 実際に治療を受けてみて感じたのは、「保険が効くようになっても、結局お金の負担は思ったより減らない」という現実でした。 この記事では、私の体験をもとに不妊治療にかかった費用と、医療費控除を活用した確定申告の流れをわかりやすく紹介します。
保険適用前と後で、何がどう変わった?
保険適用前:全額自己負担の現実
保険が適用される前は、採卵や移植のたびに数十万円が飛んでいくような感覚でした。薬代、検査費、通院交通費など、すべてが自費。私たちは、はやく子どもがほしかったのと、夫が家を空けることの多い仕事だったので、最初から顕微授精で治療を始めました。夫には顕微鏡下精巣精子採取術(MD/micro-TESE)を受けてもらいました、これが高額で💦県外の病院なので、電車移動にホテル宿泊…新婚旅行は我慢して、不妊治療頑張りました。 そのときに支えになったのが医療費控除でした。
保険適用後:3割負担でも安心はできない
2022年から保険適用が始まり、自己負担は3割になりました。ですが、保険が効かない治療や検査も多いのが現実です。 私が不妊治療を受けたクリニックの料金表です。 ▶︎不妊治療料金 たとえば、着床前診断や一部の薬、自由診療の検査は対象外。結果的に「結局医療費控除が必要だった」という人も多いです。
医療費控除の対象になる治療・ならない治療
控除の対象になる主な費用
- 体外受精・顕微授精・人工授精などの治療費
- 通院の交通費(電車・バス代)
- 医師の指示で購入した薬代
これらはすべて国税庁の「医療費控除の対象となる医療費」に記載されています。
控除の対象外になるもの
- 自由診療・先進医療・美容目的の検査
- サプリメントや自己判断で購入した市販薬
- 通院時の飲食・宿泊費
これを見てもらって分かるように、保険適用でだいぶ費用は抑えれていますが、それでも高額ですよね… あと、私が保険適用後に治療を始める際、看護師に言われた恐ろしい言葉があって、「何か1つでも保険適用外のものを行うと、そのクール(周期)の治療は全て保険適用外になります」です。 ゾッとしました。 保険適用のタイミングを待って治療開始を計画していたのですが、この一言で「どうしよう…」ってなってしまって💦 でも、「特に問題なければ大丈夫ですし、みぃーこさんは1人目も問題なく治療できたのでそんなに心配しないでください」と言われて治療に踏み切りました。 でも実際は、「子どもがほしいのであれば、医師の判断に従った最適な治療法で進めていく」必要があり、“保険適用外の治療法”しか選択肢がない方もいると思います。
2018年(平成30年)度実際にやった確定申告の流れ(体験談)
準備したもの
- 病院・薬局ごとの領収書
- 移動で使った新幹線の領収書
- 医療費集計フォーム(国税庁公式サイト)
- マイナポータル連携で自動入力
申告時に気をつけたポイント
- 医療費控除は支払った本人が申請する
- 共働きの場合、収入の多い方で申告した方が還付額が増える傾向
- 医療費控除は「年間10万円以上」で申請可(所得200万円以下は別条件)
やってみてわかった“落とし穴”と“学び”
- 領収書を途中で捨ててしまい、金額が合わなくなった
- 病院ごとに記載内容が違って整理が大変
- 助成金をもらった分を医療費から引く必要があった
次回は、スマホアプリで領収書を管理したり、家計簿アプリ(例:マネーフォワードME)でまとめるのがおすすめです。
助成金との併用で気をつけたいポイント
自治体の不妊治療助成金は、保険適用後も利用できる場合があります。 ただし、医療費控除と併用する場合は「助成金で受け取った金額」を差し引いて申請する必要があります。 例:30万円の治療に10万円の助成を受けた場合、 医療費控除の対象額は20万円になります。
まとめ|“お金の整理”は“心の整理”
治療費を集計しながら、「ここまで頑張ってきたんだな」と感じました。領収書を1枚ずつ確認することは、過去の自分へのねぎらいでもあります。 同じように頑張っている看護師ママへ。 確定申告はちょっと面倒だけど、きっと未来の自分を助けてくれる手続きです。
参考リンク
- 国税庁|医療費控除の対象となる医療費
- 厚生労働省|不妊治療に関する支援
- 札幌市|不妊治療助成制度
- エフ.クリニック
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