それまでどうすればいいんだろう?
次の就職先は見つかってないけど、一旦仕事を辞めて臨床から離れるという決断。
実際、「辞めて1年は自分のやりたかったことをしたい」と次の職を見つけずに辞めた経験がある友達もいます。
今回は、そういったケースではどう動けばいいかをまとめます🗒️
看護師「次が決まってない」まま辞めていい?

「次が決まってないのに辞めて大丈夫かな…」
職場の人間関係や夜勤の負担、家庭との両立など、理由はさまざま。
でも「もう限界」と感じているなら、無理をして働き続けるよりも、
一度立ち止まる選択も“あり”なんです。
ここでは、次が決まっていなくても辞めてOKなケースや、
後悔しないための考え方を紹介します。
無職期間を作ってもOKなケース

看護師は、他職種に比べて求人数が非常に多く、資格があればいつでも復職できるという強みがあります。そのため、「無職期間=キャリアが終わる」というわけではありません。
以下のようなケースでは、一度休む決断をしても問題ありません。
・家庭や育児との両立ができず、リセットしたい
・自分のペースで次の職場をじっくり探したい
👉 看護師のキャリアは“続けること”よりも、“立て直すこと”が大切。体や心を壊してしまっては、本末転倒です。
辞めても後悔しないための考え方
「辞めてから後悔したくない」と思う人は多いですが、実際のところ、**後悔するのは“辞めたこと”より“準備不足”**によることが多いです。
たとえば、
・無職期間に焦って、合わない職場に再就職してしまった
・貯金や支出の見通しを立てていなかった
これらを事前に知っておくだけで、後悔の可能性はグッと下がります。
辞める前に
📌「生活費の計算」
📌「次にやりたい働き方」
この3つを軽く整理しておくだけでも、心の余裕が変わります。
まずは“心と体のリセット期間”を大切に

退職直後は、想像以上に疲れがたまっています。夜勤明けのような疲労が、数週間続くことも。そんなときは、無理に「すぐ次を探さなきゃ」と焦らず、“心と体をリセットする期間”として休むことを意識してみましょう。
・睡眠リズムを整える
・健康診断や美容院など、自分を整える
仕事を辞める=終わりではなく、「これからを整えるための準備期間」です。
失業手当(雇用保険)をもらえる条件とは?
パートだけどいいの?
そんな疑問を持つ看護師さんも多いですよね。
失業手当(=雇用保険の基本手当)は、“働く意思がある人”に支給されるサポート制度。
もらえる条件や期間を正しく理解しておくことで、損せず安心して次に進めます。
支給対象になる人・ならない人の違い
まず、失業手当を受け取るには、次のような条件を満たしている必要があります。
看護師は常勤・非常勤問わず、雇用保険に入っているケースが多いため、
ほとんどの人が受給対象になります。
・家事・育児・療養などで「すぐ働けない」と判断される
こういった場合などどうしたらいいのか?調べました。もし今すぐ働けない事情があるなら、
「受給期間延長の申請」(病気・出産・育児・介護などの理由)を出し、状況が落ち着いたら、改めてハローワークに行って受給再開する
これが一番安全で確実です。延長すれば、最長で 3年(最大4年) 後に再開できます。
都合退職と会社都合退職の違い
失業手当でもっとも注意したいのが、退職理由の区分です。
同じ「辞める」でも、理由によって支給までの流れや金額が変わります。
| 区分 | 待機期間 | 給付日数 | 特徴 |
| 自己都合 |
約2〜3ヶ月の給付制限あり |
90〜150日程度 | 自分から辞めた場合(人間関係・疲労など) |
| 会社都合 | すぐに支給開始 | 90〜330日程度 | 契約終了・病院側都合など |
「自己都合だと損…?」と感じるかもしれませんが、
看護師の場合、**職場環境の悪化やハラスメントなど“やむを得ない理由”**があれば、
“特定理由離職者”として優遇されるケースもあります。
ハローワークでの説明時に、辞めた理由を具体的に伝えるのがポイントです。
看護師によくあるケース(契約更新なし・産休明けなど)
看護師ならではの「微妙な退職理由」も多いですよね。
以下のような場合も、条件次第では会社都合扱いまたは特定理由離職になることがあります。
・育休・産休明けに復職を断られた
・シフトや夜勤が大幅に変更され、勤務継続が困難になった
・体調不良やメンタル面の不調でやむを得ず退職
このようなケースは、自己都合退職でも特例扱いになることがあるので、
ハローワークで必ず相談しましょう。
「医師の診断書」「上司からのメール記録」などがあると説明しやすいです。
失業手当の手続きと受け取り方
退職後にやることリスト(離職票・雇用保険証など)

退職後はまず、「書類の受け取り」と「手続きの準備」を行いましょう。
失業手当をもらうには、以下の書類が必要です。
・雇用保険被保険者証(会社が保管している場合も)
・身分証明書(運転免許証・マイナンバーカードなど)
・写真(縦3cm×横2.5cm)2枚
・印鑑、通帳
特に離職票が届かないとハローワークの手続きが進まないため、遅い場合は職場に確認を。
また、退職理由に間違いがないかも要チェックです。
ハローワークでの手続きの流れ
必要書類が揃ったら、最寄りのハローワークで手続きを行います。
流れは次の通りです。
②離職票など必要書類の提出
③雇用保険受給説明会への参加(約1~2時間)
④失業認定日(4週間ごと)に出席し、求職活動実績を報告
⑤ハローワークでの登録をしないと、失業手当は支給されません。
⑥また、初回説明会の後に「受給資格者証」が発行されて、初めて正式に対象になります。
初回認定日・待機期間・給付開始までの目安
申請してすぐにお金がもらえるわけではありません。
自己都合退職の場合、7日間の待機期間+2か月の給付制限期間があります。
つまり、退職後すぐにハローワークへ行っても、実際に振り込まれるのは約3か月後です。
ただし、
会社都合退職、有期契約の更新なし、育児や介護でのやむを得ない退職などの場合は、給付制限なしで早めに受給開始できることもあります。
どのくらいもらえる?支給額と期間の目安

雇用保険の基本手当日額の計算方法
失業手当は、**退職前6か月の平均賃金の45〜80%**が支給されます。
これを「基本手当日額」といい、1日あたりの支給額を基準に計算されます。
平均賃金=約8,300円/日
基本手当日額(約60%)=約5,000円/日
90日分なら約45万円ほどの支給目安になります。
勤務年数・年齢による違い
支給期間は「年齢」と「被保険者期間」によって変わります。

補足:支給日数は人によって違う
この表は「同じ職場で継続して雇用保険に加入していた場合」の目安です。
実際の支給期間は次のような条件でも変わります。
→ 直近2年間で「通算12か月以上」雇用保険に入っていればOK。
ただし、その勤務期間での加入月数が短いと、支給日数は短めに。パート・短時間勤務だった人
→ 雇用保険に入っていれば対象。ただし、給付額は給与に比例して少なくなる。自己都合退職か、会社都合退職か
→ 退職理由でも支給日数・待機期間が大きく変わる。途中で出産・育児・病気などでブランクがある人
→ 一定条件を満たせば「受給期間延長」の制度が使える場合も。
看護師の平均支給額の目安
看護師は平均月収が高めな分、支給額もやや多め。
一般的に月20〜25万円ほどの支給が目安です。
30代以降:総額45〜60万円前後
扶養に入るか、国保・年金の切り替えをどうするかによっても手取りが変わるため、早めに確認しましょう。
失業中のおすすめ活用法
💡転職サイトに登録しておくと、ハローワークより早く求人が見つかることも。
「看護roo!」
「マイナビ看護師」
「ナースではたらこ」
などで登録だけでもOK!なので登録しちゃいましょう♪
※今後許可が降りたらリンク先載せていきます。
転職サイトって入力できる“希望勤務地”が1つだったり、
希望地は特になしにしたら自分の住所近辺の職場しかピックアップしてくれません。
ですが、各サイトからの電話に出て話をしたら、
⭐️必要であれば、引っ越し先や希望する土地の担当者に引き継いでくれてその人が対応してくれる
⭐️今すぐ転職するつもりがなくても、自分の希望や状況を伝えたらどういう職場がおすすめか、どういうスケジューリングで動くといいか教えてくれる。結構、ネットの口コミで“勧誘がしつこい”“今は転職しないと言ったら冷たく対応された”等、悪い口コミが気になってたけどそんなことなかったです!
こういう連絡が、各社からきます。これにきちんと“3:現在は転職活動中ではないので連絡不要”と返信すれば、連絡が来る頻度も減ります。定期的に、情報は送られてくるのでしつこいと思ったら通知をブロックすれば楽です。
まとめ:焦らず、次に進む準備をしよう
無職期間は「充電期間」として活用できる
心や体を整えながら、今後の働き方を考えるチャンスです。
少し立ち止まることで、「自分に合った職場」を見つけやすくなります。
早めの手続きで損しないように
失業手当は申請が遅れると、その分受け取り期間も短くなります。
退職後はなるべく早めにハローワークへ行き、必要書類を揃えておきましょう。
「転職しようかな…」
「やりたいことしたし、看護師再スタートするか!」
そう思ったら、読んでみてください。
「(自分は)今の職場にいて後悔するか?」の答えが「YES」なら転職はすべきなんです。
私、字ばかりの本が苦手でどうしてもマンガ化された本を読みがちなんですが…
この本では転職の“情報”ではなく“思考法”が大事と書かれていて、情報発信している身としてはちょっと肩身が狭いですが。
看護師向けの本ではありませんが、転職するか迷っているのであれば読んでみて欲しいです!
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あわせてもこちらもオススメです✨
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